一つめの海では 友達と別れて
二つめの海では 自分が小さくて
三つめの海まで たどり着く頃には
明日が見えないほどに 疲れてた
大きな空が広がる 四つめの海にも
待ち望んだ景色があるとは限らない
五つめの海でも きっとそれは同じだろう
それでも この船は 進みゆく
波をかき分けて舵を取れ
すべてが終わったわけじゃない
朝日が昇ってくるまでは
風向きに身を任せて
遠い先のいつかはこの身も衰えて
流されてゆくままに 六つめの海へ
漂いながらも 前を向いていれば
やがては次の海が見えるだろう
波をかき分けて舵を取れ
すべてが終わったわけじゃない
この手で涙を拭いながら
見失わないように