LYRIC

孤独な巡礼

 天に召しますのは 誰の神様か
 彷徨える小羊を 守れるのか
 雪が舞い降りる 赤い煉瓦の街角
 聖なる夜に 人は何を想う?

目に見えぬまま続きゆく孤独な巡礼は
罪と罰とを繰り返して
家を飛び出した夜と似ている冬の空
救い求め約束の地へひとり歩いた

余りにも多くの神々を人は創り出し
災いの始まりを産み出す
幼い少女の目を欺く裁きは
恵みや慈悲で償えるものに値せず

 天に召しますのは 誰の神様か
 たった一度の奇跡を 起こせるのか
 鐘が鳴り響く 石畳の街角
 聖なる夜に 人は何を想う?

幸せは過ぎ去りしあとに光を放つ
戒めの導きの中に
許しを乞うのならその手を差し伸べて
己の中にこそ息づくものだけを頼りに

 天に召しますのは 誰の神様か
 彷徨える小羊を 守れるのか
 雪が舞い降りる 赤い煉瓦の街角
 聖なる夜に 人は何を想う?

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