失ったものは あまりに多すぎたけど
だからこそ 大切なものに 気付いた
限りある人生だということを知り
この日々も 一度きりであると知った
ならばせめて願わくば
人々に受け継がれた
多くの歌に想いを託し
旅人から旅人へ
母親からゆりかごへ 伝わり
届いてくれたなら
ああ いつまでも すてきな歌がどうか 残されてますように
ああ いつの日も すてきな歌がどうか 生まれてきますように
浮き沈みの中で誰もが生きてる
だからこそ 歌は心へと寄り添う
傷ついて傷を治し そしてまた傷つく
そのたびに 人の痛みがわかりはじめる
ならばせめて歌声は いかなる時代であろうとも
途絶えることなく生き続けて
やさしさが宿る町の 穏やかな風のように
永遠に流れてくれたなら
ああ いつまでも すてきな歌がどうか 残されてますように
ああ いつの日も すてきな歌がどうか 生まれてきますように