LYRIC

天邪鬼ブルース

へそ曲がりの天邪鬼

危ない橋を渡ってまで飽くなき我が道を行く
さすらい人を気取ってまで
逆の方へ、逆の方へ、逆の方へ!
皮のブーツを履き潰して、
踵つま先を痛め尽くして、
扉から扉への
終わりなき挫折! 挫折! 挫折!

へそ曲がりの天邪鬼
何の因果で、夜が明けるまで

迎合に満ちた大衆の流行は
過去の手垢にまみれた手法の成れの果て、
嗚呼、反吐が出る
多勢に屈するおぞましさ、
集団に群れる浅ましさ
覗き込む鏡の恐ろしさ
今夜も嫉妬を食べて生き延びよう

占い師に大金をはたいて
煌びやかな未来を拝もう
常軌を逸して、こころ切り崩して
ジンママンへの信仰心と忠誠心
意味もなく、意義もなく、脈絡もなく
歴史に残る格言を唱え頭蓋骨を痺れさす
恨み辛み、妬みやっかみ、
それがそれが、それこそが、
己の中の理詰めのブルース、
己の中の理詰めのブルース、
理詰めのブルース、理詰めのブルース、
へそ曲がりの天邪鬼
詐欺まがいのジャズヴォーカル
天邪鬼のブルース、天邪鬼のブルース、
へそ曲がりの天邪鬼のブルース

暗闇から手を伸ばす。

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